クリの木で家をたててみたい・・・

 600円で買える素敵な本がある。この「職人を泣かせて建てた300年住める家」は筆者の荻原氏が自らの家を在来軸組工法で、さらに構造のほとんどをクリの木で建ててしまったという体験記・・・と書いてしまうと何故か味気ない。建築家や建材屋、大工、専門工事の各ベテラン職人と筆者との人間臭い付き合いを通して家を建てていく物語といった方がしっくりくる。
 今、まさに家を買おう、建てようと考えている人は是非とも一読してほしい。何も在来軸組工法やクリの木をひいきに言っているのではない。こうした家もあり、こうした職人もいるということを知って自分の家を手に入れて欲しいのである。
 この本を読んで私も家が建てたくなった。クリの木のファンにもなった。500本のクリの木材は使えないが1本は植えてみたいと思うそんな一冊である。
 ちなみに荻原氏といえばテレビにも出演し、家計や保険、家庭の経済について解説などしてくれる女性という印象の方が強い。著書ははじめて拝読したが情景や感情の描写と言葉のリズムが素晴らしいと感じた。(素晴らしいといっても私に文才はないので技術的にどうかといった深いところはわからないのだが・・・「その先はどうなるんだろう」とハラハラしながら一気に読めてしまった」)

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