プノンペン出張報告 6日目

カンボジア最終日です。今日はタケオ地方の中学校を訪問するところからスタートです。

006タケオ地方は美しい湖と写真のような田園風景が広がっています。「こんなところに中学校があるとどうなるか?」を是非少し考えてみてください。日本の地方農村部と同じです。そう、子どもたちは自転車通学です。でも自転車は新品だと1万円以上。中古でも6千円程度するそうで、日本の相場とそう変わりません。毎日、1ドル稼いでは生活費で消えていく毎日を暮らす家庭に自転車の購入はとても難しいです。このブログ記事の前に紹介しましたダルニー奨学金では自転車を提供する支援プログラムもあります。私はちょっと自転車に関して考えてみたいプランがあります。固まってきたら、ブログにも書きますね。

DSC_0204さて、校門入り口。校長先生や役所の教育委員会担当者と挨拶。ちなみにこの学校は学生数1000人を超えるマンモス校。だからお出迎えも壮観です!

DSC_0206向こうの端までずっと続いてる!!

DSC_0213やっと校門。

DSC_0225まだまだ続きます。「チェムリアップスオ(こんにちは)」と「オクーン(ありがとう)」の私が知っている3つのうち2つのクメール語を連発しながら笑顔で挨拶(^^) ちなみに3つめの言葉はあとで出てくるのでお楽しみに。

DSC_0240先生たちを交えて意見交換。こちらはマンモス校だけあって、自転車で通えないような遠くから寮ぐらしをしている学生さんも多いとのこと。寮といえば昨日のブログでも紹介しました建物を想像してたのですが全然違いました。これも後ほど。

DSC_0254学習キットをプレゼントして記念撮影(^^)

DSC_0272そして、これが女子寮です。

DSC_0288ここで3人が自炊しながら生活しています。

DSC_0293寮生活を聞いてみたら、やっぱり環境が悪いせいかあまり楽しくないとのことです。水はけが悪いのでスコールが降ってきたらあたりは水浸し。当然、寮の中まで入ってきます。寮の環境整備も必要との話でした。

DSC_0300そして家庭訪問。この男の子は生物の勉強が大好き。将来は医者になりたいって言ってました。

DSC_0306つい「男の子」と書きましたが、この子は14歳。中学2年生にあたります。小さいと思いませんか?実はこの子だけでなく全体的に小さ目な子が多いです。発育のいい日本の中学生とは全く違います。食費に捻出できるのはわずかで、毎日おかず無しのご飯だけの食事が多いため栄養も不足しがちです。

DSC_0325二人目は、将来先生になりたいという女の子。家の横でしゃがんでいるのはお父さん。昔は軍人だったとのことですが、体を壊して定職に付けずにいます。この子にはお姉さんがいて、その子どもの世話をしています。お母さんはタイに出稼ぎに行っていて、まとまったお金が貯まったら帰ってくるとのことでした。

DSC_0332この子はムスリムです。着ている服は限りなくキティちゃんを模した不思議な顔をした猫。でも無理やり、「このキティちゃんっていう猫は日本の子どもも皆大好きなんです!」と伝えたらやっぱりうれしそうでした。この子の家庭環境も複雑で、父親は幼いころに失踪。母親は3年前にタイに出稼ぎにいくといったままも戻っていないそうです。だから唯一の親族である祖父と暮らしているとのことでした。

DSC_03362軒目の学校訪問です。こちらは生徒さんが300人弱いるのですが教室が5つしかありません。午前、午後の交替性で授業をしているとのこと。校舎や寮の整備が必要という話でした。

DSC_0348学習キットをプレゼントして記念撮影。

DSC_0352教室にお邪魔してきました。何人かの子に将来何をしたいのか聞いてみました。やはり教師や看護士さんと答える生徒が多い中、最前列の右から二人目の女の子。夢は歌手でした!

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DSC_0358この学校は11月が新学期とのことで、訪問したクラスは中学1年生。だから新一年生ということになります。皆さん、ワクワク感と緊張感と両方あるんでしょうね。胸には中学生だと示す真新しいリボンが輝いていました。

DSC_0373そして家庭訪問。13歳の女の子。父親は7年前に失踪。母親は数か月前に交通事故にあって頭を打つなどの怪我をしたのですが、病院に行くお金もなく自宅で療養していたのですが、2カ月前から失踪してしまったとのことでした。右にいる祖母と二人暮らしです。ダルニー奨学金の奨学生で2年前から支援を受けているとのことでした。自転車がなく、遠い学校まで歩いているとのことでした。

DSC_0388こちらは将来教師になりたいという女の子。弟が2人います。2人とも写っていますよ。わかります?気持ちよさそうに寝ていました。静かに撮影(^^)

DSC_0403こちらが最後の家庭訪問です。母親が失踪。父親は農夫。「父親が全く教育を受けていないので農夫以外にできることがなく収入が少ない。」ことから「いっぱい勉強して、この生活を変えたい」と強いまなざしで語っていました。いっぱい勉強してチャンスをつかんで、自分の人生を切り開いてください!

042家庭訪問の帰り際、チャンディさんが木に生っている実をくれました。食べられるとのことで口に含んだら、すっぱくて苦い。。。。この2日間、たくさんの子どもたちと触れて、やっぱり苦かったですね。そんな2日間を象徴する味でした。

さて、ホテルに帰ってジョンと最後の食事を・・・・と思ったのですが大渋滞で到着が2時間も遅れてしまいました。ホテルにジョンの姿はありませんでした。幸い、ジョンはホテル専属のトゥクトゥクドライバー。ホテルの人に聞いてもらいました。お客さんを乗せているとのことで、しばらくしたら帰ってくるとのこと。あまり時間が無かったのですが、ギリギリまで待つことにしました。そして待つこと30分。無事ジョンと再会!!
018食事の時間は45分しかありませんが、ジョンのパブリックファミリーと合流していっぱい。ちなみにこちらは2日目に登場したジョンの友達(彼女?)が務めるお店。私もすっかり顔を覚えてもらい素敵な笑顔で迎えてくれました。(写真はNGでしたが・・・)

みんなで声たかだかと「チョルモーイ(乾杯~!!)」。
※これが私の知っている3つ目のクメール語です。

019あれっ 一人増えてる・・・

026あれ?さらに一人・・・何人まで増えるのかずっと飲んでいたかったのですが、タイムアップ。
ジョンに空港まで送ってもらいました。

040これが最後の記念撮影。再会を誓いお別れしました。ちなみに携帯番号も聞いてますし、
弟とはFacebook友達になれましたのでいつでも連絡が取れます(^^)

最後に何を書こうか悩んだのですが、こんな話を聞いてください。

この2日間、たくさんの子どもたちに会って「将来何になりたいか?」という質問を繰り返してきました。毎日の生活もままならないのに夢の話なんかしてもいいのかと頭の中では悩んでいたのですが。でも夢や空想や妄想は誰もがやれること。そして私が大事にしている「語れば1歩近づく」ことと照らし合わせて、やっぱり聴き続けました。

教師になりたい。医者になりたい。看護師になりたい。歌手になりたい。などなど夢は様々でした。すべて「誰かを元気にしたり幸せにできる仕事」ばかりです。そんな子供たちが自分たちの夢を実現することでこの国が豊かになり世界中に広がっていくのだと思っています。

しかし、学ぶだけでは夢は実現しません。そこにはチャンスが必要です。でも学ばなければチャンスをつかめないし、チャンスがあることすら気が付かないかもしれません。学ぶことはチャンスをつかむ準備をすることです。将来、どんな機会に恵まれるかわかりません。そうしたチャンスを増やすために誰もができること。それはやっぱり「笑顔を絶やさないこと」です。

皆の笑顔が最高でした。この笑顔を絶やさないためには本人の気持ちと我々大人からのサポートが必要でしょう。

私もがんばって応援します。だから、

いっぱい勉強して、笑顔でチャンスをつかんで、夢を実現して幸せになってください。

P.S.出張報告を最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。Facebookなどを通して感想をもらってとても力をいただきました!

 


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