神河町商工会青年部の皆様に向けた決算書読み方セミナー

神河町商工会青年部の皆様に向けた決算書読み方セミナーの講師を務めてきました。左の絵は、商工会の最寄駅となっている寺前駅を描いてみたものです。
今回のセミナーは「若手経営者・後継者育成セミナー」と題して5回シリーズで開催されたもので、私は2回目から4回目までの3回を担当しました。
12月17日 2回目:ゼロから始める決算書の基本的な説明
1月14日 3回目:決算書の分析と経営戦略の立案について
1月21日 4回目:キャッシュフロー経営について
参加いただいた皆さんには自著『ゼロからの戦略的経理マン養成講座』を参考書としてプレゼントさせて頂きました。セミナーの内容も参考書と数字などを合わせて後で復習できるように工夫しました。
初回の決算書の基本的な説明の中で一番重要視したのは「決算書を何のために読むのか」です。決算書は未来のために読みます。その「未来」とは経営者が描く未来にあります。未来が描けない経営者も実際にはたくさんいます。でも描く努力はすべき。お客さんにとって、社員にとって、地域にとって、どのような企業でありたいのか。
その問題提起のあと、決算書の読み方を最初から丁寧に説明しました。損益計算書と貸借対照表の説明だけで2時間。もちろん、簿記講座ではありませんので経営者に必要なポイントに重点を置いて丁寧に。
2回目では、いよいよ財務分析。分析指標の意味も計算の仕方も色々な参考書に記載されています。計算なんかは自分でやらなくても会計ソフトがポンッとボタン一つでやってくれます。だから「計算できること」に意味はあまりありません。分析し、現象を捉えたら、大切なのは「意思決定」することです。もちろん、そのあとの行動も大切ですね。あとはどこから分析を始めたらいいのか。定番の「総資本経常利益率」から始まってどのように進めていけばいいのか解説しました。収益性、効率性、生産性などへ展開していく手順を示し、指標が悪化すればどのような改善策が考えられるのか。また、現象は自社のビジョンや方向性を踏まえて望ましいのかそうでないのか。そうでないのなら、どうするべきなのか。間違っても「固定資産回転率が悪いから、遊休資産の売却だ~!!」といった教科書通りの対策を鵜呑みにしないようにと伝えました。
3回目はキャッシュフロー経営について。売上、利益、現金のなかで現金が一番大切であること。そして現金の増減は損益計算書、貸借対照表には書いておらず、一番大切にもかかわらず参照すべきものが無いということ。そこで、キャッシュフローを把握する表が必要で、それがキャッシュフロー計算書であることを伝えました。ほとんどの企業で作成されていないこの表をどう手に入れるか。会計ソフトのボタンを押す。税理士さんに依頼する。自分で作る。この3択で、最後の自作するというところで、簡易キャッシュフロー計算書の作成の仕方も説明。当然、計算書をつくるだけなら意味がないので、キャッシュフローを改善させるための様々な方策についても解説してきました。
若手経営者に向けてセミナーを通して熱いメッセージを色々と伝えてきました(^^)
 


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