中小企業大学校関西校での「決算書の読み方」研修がスタート

決算書の読み方今日から3日間中小企業大学校関西校にて「決算書の読み方」の研修講師を務めています。

前回の「財務の勘所」に続く財務シリーズの第2段になります。「勘所」のときは直感にうったえる感覚的な説明が中心でしたが、今回はもう少し細かく説明していきます。

今日のテーマは「経営管理に活かす決算書の知識」ということで、決算書の基本的な知識と管理会計のポイントなどを比率分析を中心に解説しました。

比率分析のところは電卓で計算してもらい答え合わせをして・・・と研修らしい作業で満足感に浸ってもらいつつ、「実は今してもらった作業はコンピュータが1秒でやってくれるのであんまり意味がないんです」と説明し、戦略的財務マンになってもらうためには情報収集や計算はパソコンにやらせて、その結果の分析と意思決定をする部分を担う必要があると伝えました。

管理会計の目的は会社の経営状況の改善にあります。改善しなければ管理会計をする意味がない。すなわち、実際に行動に移すことができるアイデアを出すところまでしなければ効果が出るはずがないし時間・労力の無駄になってしまいます。そこも念押ししました。

あとは損益分岐点分析。財務分析の教科書には必ず登場する単元ですが、そこでも問題提起。変動費や固定費を分解する作業に注力することがいかに無駄であるか。固定費を限界利益率で割って損益分岐点を出すという単純な計算式は限界利益率が違う複数の製品・商品を扱う場合を考えただけで使い物にならなくなってしまうこと。
本当に大切なのはそうした製品・商品1つ1つがどれだけの限界利益を持っているかということだということ。それを売って集めて売って集めて、固定費に充てて利益を得るわけです。目指せ固定費で0からスタートする限界利益の積み上げグラフを書けば、損益分岐点で目標管理ができるということも伝えました。

色々なインプットをしていただきました。明日は決算書を読むことで、いかに経営改善に活かすかを講義します。

残り2日間がんばります!!


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