皆さんが受けた投資は自分が幸せになるための投資

和歌山大学で担当している講義の今年度分が先日終了しました。2コマ担当しているうちの1つ「ソフトウェア工学演習」が進度が速かったため最後の1回は例年に無いことをしてみました。

ソフトウェア開発において大切な要素の1つとしてプロジェクト管理があります。複数のメンバーと協力して開発を進めることの難しさを体感してほしくて、演習講座では5,6名が1チームとなって協議でものごとを決定していきます。もっと大きな組織を動かすとなるとさらに大変です。それを体験するために受講生全体で1つのチームになって作業をしてもらうことになりました。それは半年使った教室の掃除です。ただし制限時間は10分。

120202_12_19_17 10分で済ませるためには段取りと役割分担が大切。リーダーを一人任命して会議形式で決めてもらいます。机を並べる係、落書きを消す係、ゴミを拾う係、それぞれ3チームに分かれて作業を分担し、そのチームごとに担当作業の進めかたを調整してもらいます。

最終的には10分を少し過ぎましたが写真のように見違えるようにきれいになりました。

そして残った15分でメッセージを伝えました。これから企業で活躍する皆さんにとって、最初は新入社員教育をはじめ様々な教育を受けます。そして先輩社員に自分の給与も稼いでもらう。そして何年かたったら自分の分は自分で稼げるようになり、そしてその後は後輩の分の面倒も見れるぐらい活躍するようになります。そのため「教育は投資」であるといわれます。

それでは今皆さんが「大学で受けている教育」は何でしょうか。

それはご両親をはじめとした家族はもちろん、地域・社会全体から夢を託した投資なのだと私の考えを伝えました。

それではその託された「夢」とは何か。

1つは皆さんそれぞれが「幸せ」になること。ご家族から託された夢のほとんどはこれでしょう。

もう1つは自分が「幸せ」になった前提で、次に世の中を「幸せ」にすることです。

教育は「幸せ」のための投資。

では投資を受けた人間としてどう返せばいいか。

それは今の世の中より少しだけでもいいから良い世の中にすればいい。

そうすれば次の世代が「幸せ」になりやすい世の中にしてバトンタッチすることができます。

そして最後に掃除の意味を伝えました。半年前の10月。使い始めた教室よりきれいにして返す。それが投資に応える1つの方法なのだと。

※少しかっこつけすぎました(笑)


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