和歌山大学講義録その2

今日は和歌山大学での講義担当日です。先週から始まって今日で2回目。経営情報システムとソフトウェア工学演習を担当してきました。

1.経営情報システム

今回は他の回とは毛色の異なるテーマで「技術者倫理」です。東電の原発問題をはじめ、様々な事例を交えながら技術者倫理について意見交換をしました。今回の講義は知識の詰め込みではありません。技術者、一人の人間としてどう行動するべきかをその場で考えてもらう時間でもあります。個人の問題に落とし込んだときに、きれいごとでは必ずしも片付けられない問題に直面します。そのときに「きれいごと」の方で決断できるために必要なことは「強くなる」ということです。屈しない力。屈しなくても大丈夫な環境づくり。そのために今からできることを準備しておくことです。

スペースシャトル、チャレンジャーの事故についてOリングの話題が技術者倫理でよく題材にされます。今日少しショックだったのが、受講している学生さんがまだ生まれていないときの話だったことに気がつきました・・・

2.ソフトウェア工学演習

要求獲得のためのインタビューの準備とロールプレイングです。予め質問(できれば想定される回答も)を準備しておき、インタビューにのぞみます。その際に一番大切なのは相手に対する配慮です。二度手間にならぬよう聞き漏らしがあってはいけません。そうならないために思いつきで質問項目を挙げるのではなく、抜けがないかチェックしながら行うことが必要です。チェックのモトは色々考えられますが、いつもソフトウェアの品質特性(ISO9126)を説明しながらチェックに活用してはと提案しています。他にも相手に対する配慮は必要です。質問項目は挙げられても質問の方法は様々です。YesNoで答えたり自由回答を求めたりと。そのなかで工夫しながら質問方法にも配慮してもらいます。あと相手に見通しをたててもらうこともすぐに実践できる配慮の1つ。質問の数やおおよそのインタビュー時間などはあらかじめ提示しておく・・・などなど。実務上のコツに近い要素が多かったように思えますが、教科書で伝えられないことを伝えるのが任務なので、これでいいかと自己満足しています~。


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