ある経営者の悩み

 昨日は大阪市内のある建設会社の経営者より経営相談の申込があっていってきました。この経営者、今年になって先代から代表取締役を引き継いだそうで色々と悩みを抱えているようでした。

 しかもいわゆる同族会社ではなく就任した社長も先代社長と血縁関係があるわけではありません。今の社長は30代。社長より年上の職人さんも沢山おられるようです。相談は多岐に渡りましたが、その年長さんと結束を固めるためにオススメした方法を1つ紹介します。

 それは皆一緒になって「自社の良いところって何だろう?」と考えることです。固く言えば競争力。でも中小企業にあたっては「うちに競争力なんて無いよ!」と言う方が多い。
 「それじゃあお得意さんは何故あなたの会社に発注をくれるのか?」
 「それはつきあいが長いからじゃないか?」
 「つきあいが長いだけでこの不景気の中、仕事がまわってくるもんでしょうか?」
 「そりゃあうちだってミスをしないように○○○、信頼を損ねないように○○○、・・・」
 この○○○が実は競争力になっていることに気がつかないんです。
 「こんなこと他でもやってるんでしょ?」
 「とんでもない。」
 ということで自社の良い点1つ気がついてもらいました。こうしたディスカッションを私と経営者ではなく、経営者と従業員で行い、それを1つの報告書にまとめる。決算書なんかにあらわれてこない競争力をまとめる作業をすることで結束を固められるチャンスになります。こうした報告書を知的資産経営報告書と呼び、経済産業省も作成を啓発しています。
 また、「自分の会社って実はすごいんだ」と認識することで従業員のモチベーションもあがります。また誇りをもつことでまわりにも良い影響を与えます。これはオススメです。


ある経営者の悩み” への2件のコメント

  1. 経営者ではありませんが、私の勤めている会社に置き換えて考えてみました、、、、。が、まったく良いところが見あたりませんでした。

  2. ぷりんさん、コメントありがとうございます。
    なかなか厳しいですね。ただ社内の人ではなく社外の利害関係者に評価してもらうのが一番だと思います。
    得意先、仕入先、外注先、融資を受けている金融機関、従業員の家族などなど

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