平成18度主要建設資材需要見通し

 国土交通省より『平成18度主要建設資材需要見通し』の発表があった。セメント、生コンクリート、骨材、木材、普通鋼鋼材及びアスァルトのすべてで前年度比マイナスの需要量であり、建設投資の減少、特に土木関係の現象が著しいため、木材、普通鋼材に比較し、セメント、生コンクリート、アスファルトなどの減少割合が大きくなっている。以下は同発表に掲載されていた表の抜粋である。

名称 単  位  需  要  量   伸  び  率 
H16年度
実 績 値
H17年度
実  績  値
H18年度
見 通 し
17/16
 
18/17
 
セメント
万t
  5,757
  5,909
  5,700
   2.6%
-3.5%
生コンクリート
万m3
11,898
12,155
11,800
   2.2%
-2.9%
骨  材

砕 石
万m3
万m3
36,875

16,527
36,670
16,434
35,200
15,900
-0.6%
  -0.6%
-4.0%
-3.3% 
木  材
万m3
1,345
  1,316
1,300
-2.1%
-1.2%
普通鋼鋼材

形  鋼

小形棒鋼
万t
万t

万t
2,507
562

973
2,497
553

1009
2,460
560

990
-0.4%
-1.7%

3.7%
-1.5%
1.4%

-1.9%
アスファルト
万t
      301
   248
    235
-17.8%
-5.2%

建設業経理事務士が建設業経理士に・・・

 建設業振興基金のホームページに建設業経理事務士についての発表が掲載されている。
 平成18年4月の法令改正により、建設業法施行規則第18条の3に規定する登録経理試験が創設され、1・2級建設業経理事務士検定試験を解消し、登録経理試験(1級・2級)が代わりに実施されることとなった。
建設業振興基金では、今年から「建設業経理士検定試験(1級・2級)」を実施し、合格者には「1級建設業経理士」「2級建設業経理士」の称号が与えられる。
3級と4級は、従来通り。
 もう一つ重要なトピックとして、科目合格が可能であった1級について科目合格の有効期限が新たに追加された。5年である。ただし、昨年度までの試験に合格した場合は、平成18年4月30日を基準日とするので今年から5年間は有効ということである。
 今年度の試験予定が掲載されているが、これは従来のものと大差はない。登録経理試験となり、試験回数などが増えることを期待していたのだが・・・

リフォーム業向け受注目標計算表

小規模リフォーム業向けの受注目標計算表(エクセル)を作成してみた。
「juchukeisan.xls」をダウンロード
リフォームにおける受注計画は何よりOB客を中心に組むべきである。そしてOB客からの紹介客やOB客の隣近所とカバーする領域を広げていく。もちろん、訪問までの道のりで見込み客になりそうな住宅を見つけた場合はポスティングなども行う。
新聞チラシは消極的な工務店が多いが、それはチラシに命を吹き込んでいないからだ。以下の記事も参考にしてほしい。

工務店向けキッチンリフォームチラシ

書くこと、知らしめること

 昨日の記事にて、北海道における建設業界では新分野進出を考えている企業が多いという新聞記事を紹介した。この「考えている」「検討中」の中に含まれる4割もの企業でどれくらいの数が実行に移すだろうか。
 人間は忘却の生き物である。会議などで皆が沈黙している光景を見ることがあるが、その際には皆「今、考えているところだ・・・」と言う。考えていることは考えているのだろうが、考えていることはすぐに忘れるのである。考えたことをすぐにメモに書き写したり、その場で口に出すことが具現化の第一歩となる。
 中小企業の経営者と話をしていると、「今、検討中なのです」と返事を頂くことがある。「それでは検討段階の何か書いたものとか見せてもらえますか?」と言うと困った顔をして「頭の中にあるのです。」という回答が返ってくる。せっかく考えているのであればその時間の成果物を形にしたいものである。別段人に見せるものではないので走り書きのメモでも何でも良い。アイデア手帳を持ち歩くのも良い。考えていること、思いついたことは書く、言うなど何らかのアウトプットが大切なのである。アウトプットを行わない行動は何もしていないことと同じである。

環境・リサイクル、農業、リフォーム・・・

 日経産業新聞より
 北海道のまとめで、建設業の新分野進出について6割の企業が実施・検討していることがアンケート調査の結果判明した。実施は2割で検討中が4割の内訳であるが、2割の実施企業の事業としての規模や、対完工高比、利益貢献度なども知りたいところである。
 企業全体の経営戦略では新分野の進出・多角化は16%程度であり、建設業本体の企業体質の強化が43%となっている。受注拡大が上位に上がってこないのは業界全体の流れであろうが、多くの企業が戦略として掲げている体質強化。はやく実現し、次なるステップに進んでほしいところである。

本当にリフォーム市場は拡大しているか?

 国土交通省より興味深い統計資料が発表された。
 『増改築・改装等調査結果(平成16年分)』であるが、そこには市場が前年から縮小傾向にあることを示している。
 工事件数は全建築物で31.7万件(前年比7.2%減)と減少しているが、1件当たりの平均工事実施額は381万円(前年339万円)と増加している。この381万円の工事規模は単なる改修工事では大きなものであるから中心は増床を伴う増改築工事であると推測する。1件あたりの工事実施額は住宅で265万円、非住宅で2,432万円となっている。
 以下は同資料からの抜粋である。
全体の概要
(1)平成16年の増改築・改装等の実施状況は、工事件数317,371件、工事実施額12,098億円。内訳では増築が工事件数51,347件工事実施額7 177億円、改築が工事件数6,117件、工事実施額772億円、改装等が工事件数259,907件、工事実施額が4,149億円となっている。また、住宅が全体で工事件数300,402件(構成比94.7%)、工事実施額7,971億円構成比65.9%となっており住宅の占める割合が高くなっている。
(2)構造別では、木造が工事件数245,819件、工事実施額7,152億円、非木造が工事件数71,552件、工事実施額4,947億円となっている。
(3)全建築物の1件当たり平均工事実施額は、381万円(増築1,398万円、改築1,263万円、改装等160万円)で、住宅が265万円(増築788万円、改築1,047万円、改装等157万円)となっている。構造別では、木造が291万円(増築838万円、改築1,433万円、改装等152万円)、非木造が691万円(増築3,349万円、改築207万円、改装等185万円)となっている。
(4)全建築物について工事期間別にみると、3ヶ月以内のものが工事件数で275,500件(構成比86.8%)、工事実施額では7,027億円(構成比58.1%)となっている。

 テレビ番組で住宅リフォームが大きく取り上げられこの市場は拡大傾向にあるイメージであるが、実際にはそうでもないことがわかる。しかし、市場規模でいえば1.2兆円ほどあることになり魅力的な市場であることに変わりは無い。

一ヶ月をきった福祉住環境コーディネーター試験

 いよいよ福祉住環境コーディネーターの試験日7月9日まで一ヶ月を切りました。勉強の進み具合といえば、テキストをざっと読み流しただけです。インプットが全く足りませんが、そろそろ強引にアウトプットの学習に切り替えようと思っています。受験級は3級だけなので学習範囲は狭いはずなのですが、これがなかなか手応えがあります。
 あと一ヶ月足らず、とにかくがんばります。

行列のできる工務店

工務店新聞(5/25)より
急成長工務店徹底解剖のコーナで近代ホーム(株)の事例が紹介されていた。同社は「行列のできる工務店」としてマスコミなどからも注目を浴びている有名工務店なのであるが、現在2年先まで受注残があるという。そんな工務店の成功の秘密は以下の4つであるという。
成功の秘密1.社長のこだわり・信念
成功の秘密2.社内IT化の徹底
成功の秘密3.キャッシュフローの重視
成功の秘密4.営業を置かずに紹介を重視
一番重要なのはもちろん1である。社長が工務店経営や住宅に強いこだわりや信念がなければこの厳しい業界を生き抜いていくことはできない。これが欠けている経営者は早く後継者を見つけた方が良い。
次に2~4であるが、表向きだけ真似ても無駄である。他社の成功事例は文字として伝えやすい取組結果だけを紹介する。本当の秘訣は文字にはできないのである。当然、自分自身で何故この取組で成功しているのかを考えなければならない。
社内のIT化はパソコンを並べることではない。管理したい情報を選択し、便利なツールがあればコンピュータを利用すればよい。
日経BPホームページより
■近代ホーム:Web活用で「行列のできる工務店」に成長!
■近代ホーム:基幹業務システムで高利益体質に!
営業を行いモデルもそうである。「良いものを作っていれば売れる」の考えは間違いではない。「良いもの」の捉え方が間違っているケースが多い。「良いもの」は工務店からみた尺度ではない。良い材木を使っているから・・・なんていうのは工務店の尺度だ。本当に顧客が喜ぶ「良いもの」は顧客の視点に立たなければ見えてこない。そのためには「聞くこと」、「受け入れること」と「こだわりを捨てない」ことのミックスが重要である。
以下の書籍は近代ホームの成功を本にまとめたものである。是非とも参考にしてほしい。

「経営・事業承継に活かす“新会社法”」

中小企業診断協会大阪支部による経営講演会「経営・事業承継に活かす“新会社法”」
~基礎知識を習得して、経営しやすい企業デザインを考えよう~を受講してきた。5月に施行された新会社法。いたるところでセミナーが開催されている。今回はセミナーを聞きながらマインドマップにまとめてみたので掲載したいと思う。オリジナルサイズはこちら。
Kaishaho2 今回特に勉強になったのは種類株式の話。譲渡制限はよく耳にするが取得請求権や取得条項など株式を公開しない中小規模の企業にとっても有用でかつ注意が必要な事柄がいくつかあった。これらの種類株式は定款の変更により発行済み株式も変更することが可能であるが、思わぬ落とし穴があることにも注意したい。

工務店の営業活動に役立つ書籍

昨日の記事でキッチンリフォームのチラシを紹介したが、その際に参考にした書籍が2冊有る。これらの本はとても勉強になるので是非とも一読してほしい。横の文章は私のホームページでも紹介している書評である。

住宅新築・リフォームの経営に関する実践的なノウハウがちりばめられている。例えば営業の仕方、チラシの作り方、参考になることは多い。
この書ではまず自社の強みが何なのかを分析すること・・・(つづきはこちら。)
住宅リフォームに新規に参入しようとする又は参入したが業績が思わしくない企業、個人に読んでほしい。リフォームは営業・設計・施工・アフターサービスと進められていくが、「営業」について注目しその方法などが具体的に記載されている。販売促進ツールに・・・(つづきはこちら。)